B-log

Business School Life Log  - ビジネススクールに通う中堅社会人が個人の見解を気ままに書き連ねているBlog -

1.ビジネススクール生活(1)4カ月過ごしてみて思ったこと

注)一個人の身勝手な見解です。どうかそれを踏まえて、暖かい目でお読みくださいませ
 
 
先日ようやくビジネススクールのテスト&レポートが終了しました・・・。
 
 
結果は・・・どうか聞かないでやってください。
テストできてそうに見えて意外とできていない、
というイタいタイプなので(苦笑)
 
 
というわけで、昨日から晴れて夏休みなわけですが、
お金のないわたくしは、あの会社でアルバイトにいそしんでいます。
 
 これがまた大変・・・ という夏休みの話はまた改めてするとして、
今日は、ビジネススクール生活について、
4月からの4カ月を振り返ってみようと思います。
 
 
そうは言っても、この4カ月もぎっしり中身が詰まっているので、
いくつかのテーマに分けて整理していきたいと思います。
 
 
・・・さて、どう分類しよう。
 
 
(考えること5分)
 
では、
 
① 講義(教え方・先生方)
② 各種イベント(合宿)
③ メンバー(同期のみんな)
 
という感じで行きましょうかね。
 
3、という数字が好きか嫌いかはさておき、
さっそく①から参りましょう。
 
 
① 講義
 
【思考の幅を無理矢理広げてくれるケースメソッド
 
私が通う学校では、ケースメソッド、という方法で講義が行われます。
 
学生はあらかじめ「ケース」と呼ばれる教材を読み込み、
見解(設問があれば設問に対する考え)を用意します。
そして、あらかじめ設定された10人弱のグループで1時間程度、
ケースについて議論します。
その後、50人ほどのクラスで先生をファシリテーター
議論していきます。
 
実は、私はこのケースメソッドという教育方法を体感し、
自分が実践するスキルを身につける、ことを目的の1つとして、
この学校に入りました。
(実は目的も3つあります(笑)、あと2つは後々触れます。)
 
そのケースメソッドを、入学してから4ヶ月で、
約70、やってきました。
(実際にケースを数えてみました。)
 
率直な感想としては、これが面白いこと。
 
後述する「(学生と)先生との相性」にもよるのですが、
はまったときの面白さといったら、ありません。
 
なにがそんなに面白いのか。
 
それは、
 
「自分の思考が他人の思考によって無理矢理広がっていく」
 
ことと強く関係しています。
 
ケースメソッドの進め方からもわかるように、
この講義形式では、
 
・ 意見を持つこと
・ それを発すること
 
が強く求められます。
 
そのため、参加者全員が、他人の意見(その背景にある価値観)と
真っ向から向き合うことになります。(というか逃げられません。)
 
するとどうなるか。
 
皆の思考が「自分」という枠を超えて、どんどん広がっていくのです。
 
これを自分で感じることも面白いし、なにより、他の人の思考の枠が
広がっていく様子が見て取れて、それが本当に面白い。
 
人がポジティブに変わっていく様子は、私にとって最高のツボです。
 
そんなことをあっさりもたらすケースメソッドはやはりすごいな、
と感じさせられるのでした。
 
 
【ケースメソッドの限界】
 
しかし、そんなケースメソッドにも限界はあります。
 
それは、
 
「(過去の現実を題材にしながらも)思考の域を出ない 」
 
つまり
 
「(実際に意思決定するわけではないので)現実ではない」
 
ということです。
(もちろんこれを補うための実習めいた講義もありますが。)
 
何を当たり前のことを言っているのか、と思われるかもしれません。
 
でも、学校にだけいると、そうでもないのです。
 
例えば、ケースメソッドで議論ができるようになってくると、
さも自分の意思決定能力が高まったように感じてきたりします。
(要は、調子に乗り始めてしまうわけです)
 
もちろん意思決定の経験が豊富な方はそんなことないのですが、
私含め、経験の浅い人ほど、この感覚に陥ることが防げない、
ように感じています。
 
しかし、「意思決定を考えている」だけなのと、
「実際に意思決定する」ことには雲泥の差があります。
 
だって、どんなに理屈をこねくり回したとしても、
直感で考えたとしても、意思決定の後どうなるかは、
実際に意思決定してみなければわからない、のですから。
 
私自身、これまでの経験が調査・分析・企画・提案の仕事が多く、
ひりひりするような意思決定の経験が少ないので、正直、
そのあたりのセンスが欠けている、とよく感じます。
 
この部分はどうしても、ケースメソッドで鍛えることができません。
 
では、どうするか。
 
対策は講じました。
 
そうです。アルバイトです。
 
私がアルバイトをしているのは、小さくてもいいので、
ビジネスの実環境で意思決定にトライする、ためです。
 
「この意思決定の考え方は使えるのか、使えないのか」
 
学びとった意思決定の考え方を実際のビジネスで試し、
この限界超えを目指したいと思います。
 
 
さて、書いていたら外の温度より私の体温が熱くなってきて、
だいぶ長くなってしまいましたので、今日のところは
一旦この辺でタイピングを止めたいと思います。
 
 
次回は、「①講義」の締めくくりとして、【先生との相性】、について書きたいと思います。
 
それでは。
 
(お読みくださり、ありがとうございました。)